民事信託業務セミナーを開催しました!【士業様向け】
弁護士の海野が講師となり、2021年4月12日~14日まで、士業様向け、
「基礎から学ぶ民事信託組成業務」 ~正しい知識と適正活用でリスクヘッジ~
を題目にセミナーをさせていただきました!
※神奈川県行政書士会様「行政書士かながわ」第267号でもご案内頂き、多くの方々にご参加頂きました。
民事信託は、昨今テレビの情報番組や雑誌等でも取り上げられ、一般の方も耳にする機会も多く、ご相談者様自ら「民事信託を!」というケースも珍しくなくなってきました。
その一方で、残念ながら裁判事案となってしまったり、関与士業が刑事事件として立件された例もあるなど、潜在的紛争リスクもあり、かつ、士業倫理を問われる業務でもあります。
このような状況下で、民事法務を取り扱う士業としては、正しい知識と適正活用により、リスク等を最小限にしなければなりません。
そこで、初学者はもちろん、現に信託組成業務を行っている専門職士業の先生方を対象に、民事信託の基礎から信託の法制定趣旨等を勉強しながら、正しい知識、適正な活用方法、及びリスクを最小限にするようなスキルの修得を目的として、セミナーを開催させて頂きました。
セミナー当日は、基礎知識はもとより、
・遺留分確保信託スキームと税務上の落とし穴
・受託者の居住権と信託無効リスク
・信託口口座と強制執行実務に照らした倒産隔離機能
・民事信託による証券口座の留意点
・公平義務と実務上のリスク(アメリカでの裁判例に照らして)
・信託終了を巡るトラブル
等々、実務上、近時指摘されている問題点等を解説いたしました。
最近は、他士業の方から、裁判事案をも踏まえた弁護士ならではの目線でのセカンドオピニオンをご依頼頂くことも増えて参りました。
このセミナーが、民事信託の安心安全な適正活用の一助となれば幸いです。